行方市の突風被害現場 電話線などの復旧作業続く

茨城県行方市で12日、突風によって建物が吹き飛ばされ、一時、国道をふさいだ現場では、一夜あけた13日、国道の通行止めは解除されたものの、電話線などの復旧作業などが続けられています。

行方市や水戸地方気象台によりますと、12日夕方、市内で突風が発生し、小高では、吹き飛ばされた倉庫が国道355号をふさいで、13日午前7時までのおよそ13時間にわたって通行止めとなりました。
現場周辺では電柱などが3本倒壊したため、電話線が切れて現在も固定電話がつながりにくい状態となっていて、国道では電話線の復旧作業が進められていました。
一方、12日は市内の最大1000戸で停電となりましたが、東京電力によりますと13日未明までにすべて復旧したということです。
また、市内ではこれまでに住宅の屋根瓦が飛んだり窓ガラスが割れたりする被害が14件、倉庫などの被害が5件、確認されているということで、行方市の職員が現地調査を行い、被害状況の確認を進めています。
国道近くの不動産会社でも倉庫の屋根が落ちたり壁がはがれたりする被害が出ていて、経営者の女性は「びっくりしました。こんなことは初めてです」と話していました。
また、吹き飛ばされた倉庫のすぐ隣にいたという男性は当時の状況について「雨風が強くなり、目の前が真っ白になったあと、すぐに建物が倒された」と話していました。
水戸地方気象台によりますと、県内は12日、大気の状態が非常に不安定になっていて活発な積乱雲が通過したタイミングで突風が発生したとみられるということです。
気象台は被害状況の確認や住民への聞き取りなど現地調査を進め、どういう気象現象が起きたのか解明することにしています。

茨城県行方市で12日、突風によって倉庫が吹き飛ばされて国道がふさがれる被害がでましたが、現場近くの防犯カメラの映像では、12日午後5時ごろに急に風雨が激しくなった様子が記録されていました。
倉庫が吹き飛ばされて国道355号をふさいだ現場から北におよそ300メートルのところにある喫茶店に設置された防犯カメラの映像では、12日の午後5時すぎから雨と風が強まり始め、5時10分ごろにはあたりがかすむほど風雨が激しくなった様子が分かります。
風は画面左から右へ、方角でいうと西から東に向かって吹き続けていて、画面左上の木が強風によって右に大きく傾く様子も確認できます。
映像からは風雨が強かったのは20分ほどで、午後5時半ごろには雨・風ともにやんでいる状況が確認できます。
カメラを設置している喫茶店の店主は「店の旗には5キロの重しをつけていたが、飛ばされて壊れてしまった」と話していました。