生成AI導入で市職員向け研修会 茨城 取手

文章などを自動的に作り出す「チャットGPT」などの生成AIを業務の効率化にいかそうと取手市役所で研修会が行われ、市の職員たちが利用のしかたや注意点などを学びました。

取手市は庁内業務の効率化にいかそうと今月から生成AIの導入を始めていて、10日、2回にわけて行われた研修会にはあわせておよそ80人の市の職員が参加しました。
はじめに生成AIの導入に携わった情報管理課の課長がシステム利用のルールとして文章の中に含まれる個人情報や機密情報を職員が置き換えたり削除したりしてからシステムに入力することや、事前に上司の承認を得る必要があると説明しました。
このあと職員たちは、例文を使ってシステムに文字を入力しながら、文章の要約や議会答弁の作成など、生成AIの使い方を学んでいました。
参加した子育て支援課の職員は「会議の議事録を作る時間が短縮されるのでとても便利だと思いました。AIに頼りきりではなく自分の知識と組み合わせて業務に活用していきたい」と話していました。
取手市情報管理課の岩崎弘宜課長は、「個人情報などの取り扱いに注意してもらいながら、それぞれの現場で業務の効率化などにつなげてもらいたいです」と話していました。