「シーサイド道路」17年ぶりに通行再開 茨城 神栖

私有地が含まれていたとして一部区間で通行止めが続いていた神栖市の市道通称「シーサイド道路」は市が地権者から土地を買い取るなどした結果、10日、およそ17年ぶりに通行できるようになりました。

通行が再開されたのは神栖市波崎の海岸沿いを走る市道、通称「シーサイド道路」です。
この道路は2004年に一部の区間が私有地にあたるという裁判の判決が確定し、その後、この区間を含むおよそ700メートルで一般の通行ができない状態が続いていました。
市は関連費用、およそ4200万円を計上して土地の取得や道路の修繕などの準備を整え、10日、17年ぶりに通行できるようになりました。
10日は、石田進市長が開通を宣言したあと、午前10時30分になると、バイクや一般の自動車、トラックなどが通行を再開していました。
神栖市の石田市長は「困難なこともありましたが通行が再開し安堵しています。生活道路であり、景観もいいところなので、安全にスピードを出さずに使ってもらいたいです」と話していました。