茨城 女子高校生殺害事件から20年 警察が情報提供呼びかけ

平成15年に茨城県五霞町で当時15歳の女子高校生が殺害されているのが見つかった事件から今月で20年になり、警察は、被害者が最後に目撃された埼玉県草加市内で情報提供を呼びかけました。

平成15年7月9日、茨城県五霞町の用水路で、東京・足立区に住む当時高校1年生の佐藤麻衣さん(当時15歳)が殺害されているのが見つかり、警察が捜査を続けていますが、有力な手がかりは得られていません。
佐藤さんは、遺体で見つかる3日前の夜に埼玉県草加市の神社付近で目撃されていて、2日は、警察官と警察学校の生徒およそ50人が神社近くの東武鉄道の谷塚駅で事件について書かれたチラシなどを配って情報提供を呼びかけました。
警察によりますと、これまでに捜査した20年間で100件あまりの情報提供が寄せられ、捜査員はのべ2万人を投入していますが、これまでに犯人につながる有力な手がかりは得られていないということです。
茨城県警察本部の岡田宗久刑事部長は、「ひとつひとつが断片的な情報でも、つなぎあわせていくことで捜査につながっていく。ほんのささいな情報でも寄せてほしい」と話していました。
情報提供は、専用のフリーダイヤル「0120−006−475」と茨城県警察本部メールアドレス「keikeisou@pref.ibaraki.lg.jp」で受け付けています。