日立市が1日から公共施設などで暑さしのぐ「クールシェア」

政府は、この夏の電力受給について東京電力の管内では非常に厳しくなるおそれがあるとして、1日から無理のない範囲で節電要請を行います。
こうしたなか、茨城県日立市では公共施設や商業施設を暑さをしのぐ休憩所として使ってもらう「クールシェア」と呼ばれる取り組みを1日から始めることになりました。

この取り組みは、公共施設や店舗などに集まって涼しさを共有しようという「クールシェア」と呼ばれるものです。
日立市では「まちなかオアシス」と名付けて1日からこの取り組みを始めることにしていて市内の公共施設や商業施設あわせて60か所を夏の厳しい暑さをさける休憩所として積極的に使ってもらおうと利用を呼びかけるのぼりなどを設置します。
30日は市の職員たちが商業施設を訪れいすやテーブルが置かれているフリースペースなどに「熱中症予防にちょっとひと涼み」などとメッセージの入ったのぼり旗を設置していました。
1日から節電要請が行われるなか、市では、こうした取り組みで省エネにつなげていくことも期待しているということです。
またほかにも市では、ホームページやSNSで市内の滝や神社など涼しいと感じられる場所の写真などを市民たちから募集して掲載する取り組みも行うことにしています。
日立市環境推進課の佐藤惣一課長補佐は「施設についてもなるべく多くの人に利用していただいて熱中症対策をとってもらいたいです」と話していました。