小学校教頭が教職員にセクハラしたとして停職１か月の懲戒処分

茨城県の県西地区にある公立小学校の５９歳の男性教頭が部下の教職員に対して、キスを求める趣旨の発言をするなどのセクハラをしたとして県教育委員会は２６日、この教頭を停職１か月の懲戒処分にしました。

処分を受けたのは、茨城県の県西地区にある公立小学校の５９歳の男性教頭です。
県教育委員会によりますと、教頭は去年９月からことし３月にかけて、当時、勤務していた学校で、部下の女性教職員に対して、複数回にわたって、教職員から依頼された作業を行ったあと、「お礼にキスをしてほしい」という趣旨の発言をしたほか、２人でいる際に不必要に肩に触れるセクハラをしたということです。
部下の教職員がことし３月に別の教職員に相談したことで発覚し、その後、県教育委員会の調査に対して教頭は行為を認めたということです。
教頭は、業務のためのコミュニケーションの一環として行ったつもりだったという内容の説明をしたということです。
県教育委員会はきょう付けで、この教頭を停職１か月の懲戒処分にしました。
茨城県義務教育課の若松裕一課長は「コンプライアンスの確保に向け取り組んできたにもかかわらずこのような行為が発生し誠に申し訳ない。県民の信頼を著しく失墜させたことを大変厳しく受け止め、不祥事の再発防止に注力したい」と話していました。