青信号で急発進し右折「茨城ダッシュ」根絶へ 取締りの出陣式

交差点で信号が青に変わったとたんに車を急発進させて右折するいわゆる「茨城ダッシュ」をなくそうと、茨城県警察本部が取り締まりの出陣式を行いました。

いわゆる「茨城ダッシュ」は、交差点で信号が青に変わったとたんに直進の対向車よりも先に強引に右折するもので、対向車や横断歩道の歩行者などとぶつかるおそれがある危険な行為だとして問題となっています。
県内では信号がある交差点での死亡事故が増えていることから、茨城県警察本部は20日「茨城ダッシュ」などの交通違反を取り締まろうと緊急の出陣式を行いました。
このなかで、県警察本部の小森正彦交通部長は「茨城ダッシュの危険性を運転する人に具体的に説明し、共感を得られるよう丁寧な指導をお願いします」と訓示しました。
この後、警察官たちは白バイやパトカーに乗り込み、取り締まりや交通指導に向けて一斉に出発しました。
警察によりますと、県内では4月末までに信号がある交差点で死亡事故が8件発生しています。
また、信号がある交差点での事故の8割は右折してきた車との事故だということです。
県警察本部の小森正彦交通部長は「茨城ダッシュを根絶するため、県民の皆さんには茨城ダッシュが交通違反であることを認識してもらい、交通マナーの向上に取り組んでほしい」と話していました。