今月2日からの大雨による県内の農林水産被害 2億8千万円超

今月2日からの大雨による茨城県内の農林水産業への被害額は、6日の時点での推計で2億8千万円を超えることが県の調査でわかりました。

茨城県のこれまでの調査によりますと、今月2日からの大雨で、県内では農地に土砂が流れ込んだり、水路ののり面が崩れたりといった被害が確認されています。
県内の農林水産業への被害額は、6日現在の推計で2億8700万円余りになるということです。
具体的には水路に土砂が詰まったり壊れたりするなどの被害が常陸大宮市や水戸市、小美玉市など11市町村で確認され、被害額はおよそ1億3000万円に上っています。
また、土砂の流入など農地への被害が常陸大宮市や水戸市など6つの市と町で確認され、被害額は9500万円余り。
農作物が水につかるなどの被害が小美玉市や茨城町など4つの市町で確認され、被害額はおよそ2400万円に上っています。
このほか林業では、山の斜面が崩壊するなどの被害が常陸大宮市と鉾田市で確認され、被害額は2500万円。
水産関係でも、霞ヶ浦で船が転覆するなどして、1340万円の被害が確認されています。
茨城県は「調査がまだ終わっておらず、被害額はさらに大きくなる可能性がある。引き続き調査を進めるとともに、被害を受けた農家などの復旧に向けた支援をしていく」としています。