古河市 災害時の要支援者名簿 一部紛失か

茨城県古河市は、災害時の避難に支援が必要な人、18人分の名前や住所などが記された名簿を紛失したおそれがあると発表しました。
いまのところ、外部への流出などの被害は確認されていないということです。

古河市によりますと、紛失したおそれがあるのは災害時の避難に支援が必要な人、18人分の名簿で、名前や住所、それに電話番号などの個人情報が含まれています。
この名簿は福祉推進課の事務室にあるキャビネットで保管していましたが、職員が先月29日に書類をまとめようと確認したところ、対象者およそ4000人のうち、18人分の名簿がないことに気づいたということです。
市は、名簿をもとに対象者の情報をデータ入力する作業中に、ほかの書類と混同したか、誤って破棄したおそれがあるとしています。
市は6日から、18人やその家族に名簿を紛失したおそれがあることを報告し、謝罪をしていて、今のところ、個人情報が外部に流出するなどの被害は確認されていないとしています。
古河市は、再発防止に向けて個人情報が記載された書類を使用する場合はリストにチェックをするなど、情報の管理の仕組みを見直すとしています。