大雨被害の取手市に災害救助法適用を決定 茨城県

茨城県は5日、今回の大雨で多くの住宅で床上浸水の被害が確認された取手市について、災害救助法の適用を決めました。

茨城県災害対策本部のまとめによりますと、今回の大雨で5日午後6時の時点で、茨城県内では、建物が床上まで浸水したのが451件、床下浸水が202件に上っています。
このうち災害救助法の適用の対象になる住宅への被害では、双葉地区を中心に大きな被害が出た取手市で床上浸水が399棟、床下浸水が163棟となっています。
こうした被害を受けて、茨城県は5日、取手市に対して災害救助法を適用することを決めました。
これによって居間やトイレなど、日常生活に最低限必要な場所の応急的な修理にかかる費用や、避難所を設置する費用などは、国と県で全額補助することになりました。
取手市では5正午の時点で6世帯12人が避難所に避難しているということです。
茨城県によりますと、県内の今回の大雨の被害はこのほか、軽傷2人、道路冠水など125か所などとなっています。