J1アントラーズの 新スタジアム「鹿嶋市内で検討」と発表

サッカーJ1、鹿島アントラーズは、本拠地としている茨城県立カシマサッカースタジアムの老朽化が進んでいるなどとして新たなスタジアムの建設に向けて地元の自治体と協議を進めた結果、鹿嶋市内での建設の検討を進めると発表しました。

鹿島アントラーズはおととし、本拠地としているカシマスタジアムは老朽化により修繕にコストがかかるなどとして新たなスタジアムの建設に向けた計画を発表し、2026年をめどに建設地やどんな機能を備えるかといった方針を決定するとしていました。
アントラーズはその後、ホームタウンの鹿嶋市、潮来市、神栖市、行方市、鉾田市、それに茨城県と協議を進め30日、新たなスタジアムは鹿嶋市内での建設の検討を進めると発表しました。
アントラーズは新たなスタジアムについて、試合以外のイベントも開催できるよう多様な機能を持たせたり、周辺の開発と連携したりしてまちの象徴となるものにしたいとしています。
今後は交通渋滞などの課題解決に向けて調査を行うなどしたうえで、候補地を正式に決定するとしています。

サッカー・J1の鹿島アントラーズが、新しいスタジアムは茨城県鹿嶋市内での建設を検討すると発表したことについて、鹿嶋市の田口伸一市長は「新しいスタジアムもこれまで同様、鹿嶋市内に建設していただきたいという強い思いで協議を重ねてまいりましたので、大変喜ばしい報告となりました。スタジアム建設とあわせて周辺エリアの整備を進めることで、鹿行地域を活性化させる新たなにぎわいを創出する拠点エリアとして位置づけ、市民やサポーターに愛されるスタジアム整備を含めたまちづくりが進むようアントラーズとともに全力で取り組んでまいります」とコメントを出しました。
サッカー・J1の鹿島アントラーズが、新しいスタジアムは茨城県鹿嶋市内での建設を検討すると発表したことについて、スタジアムの誘致を表明していた潮来市の原浩道市長は「新スタジアムの候補地として手を挙げていたため残念な思いはありますが、引き続きアントラーズを支えていきたい。潮来市としてはアントラーズを活用した地域連携拠点の整備について調査検討を進めることにしていて、鹿行地域、ひいては茨城県の観光やスポーツ交流の拠点となるような施設を整備できるよう、アントラーズやホームタウンとなっている各市などと連携して取り組んでまいります」とコメントを出しました。