デジタル技術活用 日本最大級のミニトマト農場で初収穫 常総
茨城県常総市に、デジタル技術を活用して業務の効率化を図る国内最大級のミニトマトの農場が完成し、初めての収穫が行われました。
このミニトマトの農場は、圏央道の常総インターチェンジ近くにあり、先月から稼働しています。
デジタル技術を活用することで業務の効率化や品質の安定を図ろうと、ハウスの内部には気温や湿度などを測定するセンサーが張り巡らされていて、数値に応じて自動で天窓を動かしたり、水の量を調節したりすることができます。
26日はミニトマトの初めての収穫の様子が報道関係者に公開され、スタッフが色や大きさを確かめながら摘み取っていました。
農場の中には選果場も設けられていて、収穫したミニトマトはさっそく大きさや色、糖度などによって選別されていました。
この農場では年間でおよそ1000トンを出荷する計画で、県内や首都圏のスーパーなどで販売されるということです。
農場の前田亮斗社長は、「安定的な品質、量を供給できるのが強みです。甘いミニトマトをぜひ味わっていただきたい」と話していました。
常総市は、先月オープンした道の駅など、常総インターチェンジ付近に観光施設や農業施設を一体的に整備していて、県内外から人を呼び込みたいとしています。