県内の医療機関でも「マイナンバー健康保険証」に別人情報登録

茨城県内の医療機関でも、マイナンバーカードと一体化された健康保険証に、別の人の情報がひも付けされていたケースが確認されていたことが、開業医などでつくる団体が行った調査で分かりました。

この調査は、開業医など2100人余りでつくる茨城県保険医協会が、今月17日から23日にかけて県内の1556の医療機関を対象に行ったもので、233か所から回答がありました。
このなかで、マイナンバーカードと健康保険証を一体にしたシステムの運用に関するトラブルを尋ねたところ、県内の医療機関を受診した少なくとも7人の保険証に、別人の情報が登録されていたということです。
このうち6人は別人の名前や生年月日が登録されていて、中には複数の人の情報が登録されていたケースもあったということです。
残る1人は、別の人の住所が登録されていたということです。
このほか、患者の保険資格が無効と表示されるなどのトラブルも70件余り確認されていて、県保険医協会の担当者は「国などに対して問題の解決に向けた取り組みを求めていきたい」としています。