筑波大学 教員を懲戒解雇 研究成果を不正に使用

筑波大学は、教員が大学の業務とは関係のないところでみずからの研究成果を不正に使用したとして、この教員を懲戒解雇したと発表しました。
不正の詳しい内容などについて、大学は「学内の公表基準により公表できない」としています。

筑波大学によりますと、この教員は令和3年度に、大学の業務とは関係のないところで企業との共同研究の研究成果を不正に使用したということです。
大学は、学内の共同研究に関する規定などに違反したとして、24日付けでこの教員を懲戒解雇しました。
大学は「共同研究の相手企業ならびに関係者のみなさまの信頼を損なうことになり、深くおわび申し上げます。このような事態が発生したことを真摯(しんし)に重く受け止め、全学をあげて再発防止に取り組むとともに、学内における知的財産権のマネジメントの徹底を図り、大学の社会的信頼の維持・向上に努める所存です」という永田恭介学長のコメントを発表しましたが、不正の詳しい内容などについては「学内の公表基準により公表できない」として明らかにしていません。