茨城県鹿嶋の鹿島学園高校に自転車用ヘルメット30個贈る
今月から、自転車に乗るすべての人を対象にヘルメットの着用が努力義務となりました。
茨城県鹿嶋市の高校では、自転車で通学する生徒が多いことから、7日、警察などからヘルメットが贈られました。
鹿嶋市にある鹿島学園高校は、最寄りの駅から距離があるため自転車で通学する生徒が多く、鹿嶋警察署から自転車の安全利用に取り組む協力校に指定されています。
今月から自転車に乗るすべての人を対象にヘルメットの着用が努力義務とされたことから、7日は、地元の警察や交通安全協会などからヘルメット30個が生徒たちに贈られました。
贈呈式で鹿嶋警察署の櫻井和雄署長は「ヘルメットは命を守る大切なツールなので、着用する習慣を身につけてほしい」と生徒たちに呼びかけました。
警察によりますと、去年までの5年間に県内で発生した自転車の事故で、ヘルメットを着用していなかったケースの致死率は1.47%でしたが、着用していたケースでは0.41%と、3分の1以下だったということです。
高校2年生の男子生徒は、「これまでヘルメットをかぶっていませんでしたが、これからは着用して、しっかりと自分の身を守りたいと思います」と話していました。
鹿嶋警察署の江寺雅晴交通課長は「生徒の皆さんがヘルメットを着用することで、地域全体で着用の意識が高まってほしい」と話していました。