高校の野球部員 中学生に心肺蘇生方法を伝える 境町

茨城県境町で、町内にある県立高校の野球部員たちが中学校を訪問し、心肺蘇生の方法を子どもたちに伝えました。

17日は県立境高校で野球部の監督をしている間中大介教諭や野球部員たちが境第一中学校を訪れ、2年生の授業の一環として心肺蘇生の講習を行いました。
間中教諭はNPOによる心肺蘇生の講習の講師を務めていて、日頃から高校の生徒たちに心臓マッサージの方法などを教えていますが、もっと多くの子どもたちに心肺蘇生の方法を伝えるとともに高校生たちにとっても学びの機会にしてもらおうと、今回、中学校で教えることになったということです。
中学生たちは、野球部員たちにも教わりながら心臓マッサージに挑戦し、1分間に100回から120回という速いペースにてこずりながらも力いっぱいマッサージを行っていました。
また、AEDの使い方も学び、周りの人たちが離れたことを確認するといった手順をチェックしていました。
授業を受けた男子中学生は、「心臓マッサージは力が必要なんだと感じました。もし、人が倒れたときには、周りに声をかけて、今日の授業を生かしてAEDを使うなどの対応をしていきたい」と話していました。
講師を務めた間中教諭は「心肺蘇生は実際に体験をしてもらうことが大事だと思いました。もしもの時には周囲に声をかけて、自分ができることをやってもらいたい」と話していました。