筑波技術大と県立医療大 リハビリ技術の研究などで連携協定
視覚や聴覚に障害のある学生のための国内唯一の国立大学、筑波技術大学と茨城県立医療大学が協定を結び、リハビリ技術の研究などで連携していくことになりました。
協定を結んだのは、視覚や聴覚に障害のある学生のための国内唯一の国立大学、筑波技術大学と阿見町にある茨城県立医療大学で、9日、それぞれの学長が出席して締結式が行われました。
協定では、2つの大学が教育や研究の充実、それに学生の交流などで連携を深め、地域の発展や人材の育成を目指すとしています。
具体的には筑波技術大学で義足を作るといった福祉工学を学んでいる学生が、県立医療大学のリハビリ分野と共同で研究したり、筑波技術大学で理学療法を学んでいる学生が県立医療大学の付属病院で実習を行ったりといった取り組みが想定されています。
また、パラスポーツを通じた学生どうしの交流も、さらに深めたいとしています。
筑波技術大学の石原保志学長は「これまでもさまざまな分野で連携してきたが、協定を通じてさらに強めていきたい」と話していました。
県立医療大学の松村明学長は「筑波技術大学で研究が進んでいる情報科学の技術についても、医療保健分野で活用できるよう協力して地域の発展につなげていきたい」と話していました。