踊りながら介護予防「長生き上手音頭」を考案 常陸太田
茨城県常陸太田市では、介護予防につなげようと踊りながら体力づくりができる「長生き上手音頭」と名付けた新たな音頭が考案され、披露されました。
考案されたのは「長生き上手音頭」と名付けられた音頭です。
高齢者が自宅などで楽しく体を動かすことで介護を必要とする手前の「フレイル」と呼ばれる状態になるのを防ごうと、常陸太田市が考えました。
理学療法士が監修し、下半身の強化に役立つスクワットやステップなどの動きを取り入れ、自宅などで座りながらでも気軽に踊ることができるのが特徴です。
また、歌詞には、市の特産の常陸秋そばや観光名所の竜神峡などを盛り込み、三味線やチェロなど和洋あわせた楽器で演奏した音楽にあわせて踊ります。
今月29日には市のイベントで「長生き上手音頭」のお披露目会が行われ、市の職員やボランティアおよそ30人余りが踊りを披露していました。
常陸太田市では今後、地域のイベントでこの音頭を紹介するほか、映像を動画投稿サイトで配信するなどして普及を図ることにしています。
常陸太田市健康づくり推進課の中嶋みどり課長は「若い方から高齢者までみんなが簡単に覚えられる音頭ができたので、市民の皆さんに広く踊ってほしい」と話していました。