茨城アストロプラネッツ トライアウトで選ばれた新監督会見
野球の独立リーグ・BCリーグの茨城アストロプラネッツは、野球の経験を問わずに「トライアウト」の方式で今シーズンの監督を選び、新監督に就任した伊藤悠一さんが「従来の監督像を打ち破り、1人でも多くの選手をプロ野球に送り出したい」と意気込みを語りました。
昨シーズン、BCリーグの南地区で初優勝した茨城アストロプラネッツは、シーズン終了後に松坂賢監督が退任したため、去年11月、新しい監督を選考するトライアウトを行いました。
トライアウトは年齢や性別だけでなく野球経験の有無も問わないという異例の条件で、99人の応募があり、理想のチーム像や監督の役割についての考え方などから、伊藤悠一さんが選ばれたということです。
伊藤さんは静岡県出身の35歳で、高校では野球部でした。
また、元NHK職員で、ディレクターとしてスポーツ番組の制作などに携わっていたということです。
伊藤さんは12日の入団会見で「従来の監督像を打ち破りたい。選手と対話を重ねることで技術的にも人間としても成長させ、昨シーズン以上の成績を残すとともに1人でも多くの選手をプロ野球に送り出したい」と話しました。
トライアウトには元プロ野球選手も応募したということですが、色川冬馬ゼネラルマネージャーは「野球の人脈ではない人材を採用したいと思っていた。野球界に対する大きな挑戦であり、どんな化学反応を起こしてくれるのか期待している」と話しました。
チームは3月から笠間市内でキャンプを行い、4月8日に開幕するリーグ戦に臨みます。