インフルエンザ 流行期入りと発表 新型コロナと同時流行懸念

茨城県は5日、インフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
流行期入りは新型コロナウイルスの感染拡大前の2019年度以来で、県は、新型コロナとの同時流行が懸念されるとして感染対策の徹底を呼びかけています。

茨城県によりますと、今月1日までの1週間に県内120の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は159人でした。
1医療機関あたりの患者数は1.33人と、流行入りの基準となる1人を超え、県は5日、インフルエンザの流行期に入ったと発表しました。
1医療機関あたりの患者数を保健所ごとにみますと、古河保健所が5.00人と最も多く、次いで竜ケ崎保健所が2.75人、水戸市保健所が1.25人などとなっています。
インフルエンザの流行期に入るのは2019年度以来、3シーズンぶりで、新型コロナの感染が拡大して以降初めてです。
茨城県は、新型コロナとインフルエンザの同時流行のおそれがあるとして、1日あたり1万9000人の発熱患者を想定して診療体制などの整備を進めるとともに、手洗いやマスクの着用など、基本的な感染対策を徹底するよう呼びかけています。