筑波銀行 “元行員が顧客の預金4700万円を着服”発表
つくば市に本部を置く筑波銀行は、元行員の40代の男性がことし9月までの4年5か月にわたって顧客1人の預金4700万円余りを着服していたと発表しました。
筑波銀行によりますと、元行員の40代の男性は、ことし9月までの4年5か月の間、水戸営業部に勤務していた際に担当していた高齢の客1人から預かっていたキャッシュカード3枚を使って、筑波銀行などの口座からおよそ6700万円を引き出していたということです。
元行員の男性はこのうち、およそ2000万円は客に渡していましたが、残りの4700万円余りを着服し、みずからの投機資金や債務の返済に充てていたということです。
ことし9月、客の親族からの問い合わせで発覚し、銀行は元行員の男性に聞き取りを行うなどして調査を進めていました。
銀行によりますと、元行員の男性は聞き取り調査後に死亡したということです。
銀行は客側に謝罪し、被害金を全額弁済したということです。
筑波銀行は「再発防止に向けて高齢のお客様への対応が適切かどうかチェックするなど、内部管理態勢の強化・充実を図っていく」としています。