かすみがうら古墳出土品53点が国の重要文化財に指定へ

茨城県かすみがうら市にある古墳から出土した刀や馬具などおよそ50点が、新たに国の重要文化財に指定されることになりました。

これは18日、開かれた文化庁の文化審議会で永岡文部科学大臣に答申されました。
新たに国の重要文化財に指定されるのは、かすみがうら市東部の宍倉地区にある前方後円墳、「風返稲荷山古墳」から出土した6世紀末から7世紀初頭につくられたとみられる刀や馬具などあわせて53点です。
古墳時代後期における金属加工の技術や加工品の種類などを知るための重要な考古資料だとして評価されました。
国の重要文化財に指定される53点の出土品は、かすみがうら市歴史博物館に所蔵されていて、この博物館で今月30日まで開かれている企画展で11点が展示されています。
このうち、「円頭大刀」と呼ばれる銅製の刀は、杉の葉のような模様や、渦巻き状の模様が刻まれているのが特徴で、当時の豪族が儀式などで周囲に権力を示すために使われたとみられています。
また、「飾刀子」という刀は32センチほどの小型のもので、さやの両端には当時としては非常に珍しい銀製の飾りが施されています。
かすみがうら市歴史博物館の千葉隆司館長は「国の重要文化財の指定をきっかけに多くの人に見てもらい地域の歴史を知っていただきたい」と話していました。
茨城県内で美術工芸品の分野で国の重要文化財に指定されるのは
今回の2件を含めて10件になります。