障害者たちの個性あふれる芸術作品の展示会 龍ケ崎
障害がある人たちの個性あふれる芸術作品を通して、多様性への理解を深めてもらう展示会が、茨城県龍ケ崎市で開かれています。
この展示会は、多様性を理解してもらおうと流通経済大学などが開いたもので、龍ケ崎キャンパスと龍ケ崎市役所の2か所を会場にして障害がある人14人が制作した80点余りの作品が展示されています。
このうち、金杉匠蔵さんの「仏像」という水彩画は、ピンク色や黄色、水色などのグラデーションが印象的な作品で、仏像を独特なタッチで表現しています。
金杉さんは、ほかにも針金などを使ってカマキリやカエルを表現した作品を作っていて、「虫などを探すのが得意で、自然と頭に浮かんできて制作してしまう」と話していました。
また、山城杏奈さんの「コラージュ」という作品は、ワインのコルクや短くなった色鉛筆、それにどんぐりなど身近にあるものを箱にはり付けていて、見る人にさまざまな印象を与えます。
流通経済大学社会学部の大橋純一社会学部長は「障害がある人の作品は、色使いが非常にあでやかで、繊細さも併せ持っている。作品を通して、多様性を感じ取ってもらいたい」と話していました。
この展示会は、今月6日まで開かれています。