サッカーW杯日本代表に上田綺世選手 中山雄太選手 初選出

今月20日に開幕するサッカーのワールドカップ カタール大会の日本代表が発表され、茨城県からは水戸市出身の上田綺世選手と龍ケ崎市出身の中山雄太選手が初めてワールドカップのメンバーに選ばれました。

日本代表の森保一監督は、1日午後2時から東京都内で会見し、ワールドカップカタール大会に臨む26人のメンバーを発表しました。
このなかで茨城県からはフォワードの上田綺世選手とディフェンダーの中山雄太選手がそれぞれ、初めてワールドカップのメンバーに選ばれました。
上田綺世選手は水戸市出身の24歳。
ことし鹿島アントラーズからベルギー1部リーグのセルクルブリュージュに移籍したフォワードです。
ディフェンスの背後を狙う動きにすぐれ、身長1メートル82センチの高さを生かしたヘディングや、強烈なシュートも持ち味としています。
また、中山雄太選手は龍ケ崎市出身の25歳で、イングランド2部のハダースフィールドでプレーするディフェンダーです。
粘り強く堅実な守備と正確なパスが持ち味の左サイドバックの選手で、東京オリンピックのメンバーにも選ばれチームのベストフォー進出に貢献しました。

今月20日に開幕するサッカーのワールドカップカタール大会の日本代表にフォワードの上田綺世選手が選ばれ、高校時代を過ごした茨城県鹿嶋市の鹿島学園高校の恩師からは、喜びの声が聞かれました。
上田選手が通っていた茨城県鹿嶋市の鹿島学園高校でサッカー部の監督を務めている鈴木雅人さんは「名前が出るかな出るかなと思いながら発表を見ていました。名前が呼ばれた瞬間は本当にとてもうれしかったです」と喜びを語りました。
当時の思い出について「高校3年生のなかばくらいから本当に高校生ばなれしていました。上田選手の得点で試合に勝利できたことがたくさんあったことを覚えています」と話していました。
そのうえで「綺世の良さは、ゴールを奪うこと、点を取ることだと思うので、どんな状況下であっても、貪欲にゴールを奪いにいってほしいです」と期待を寄せていました。

今月20日に開幕するサッカーのワールドカップカタール大会の日本代表に茨城県龍ケ崎市出身のディフェンダー、中山雄太選手が選ばれました。
中山選手を知る県内の関係者からも大会での活躍への期待の声が聞かれました。
龍ケ崎市の飯田俊明さんは、中山選手が小学1年生のときに加入した市内のスポーツ少年団で6年間、監督として指導にあたりました。
飯田さんによりますと、中山選手はオリンピック出場を控えた去年6月、飯田さんの元を訪れて、小学生時代のサッカーの思い出を語り合い2人で記念の写真をとったということです。
今回のワールドカップの代表への選出を受けて、飯田さんは「おそらく代表に選ばれるだろうと思っていましたが、実際にメンバーとして名前が呼ばれると非常にうれしく、誇りに思います」と喜びの気持ちを語りました。
そのうえで「けがをしないようにしつつ、持てる技術、戦術を出してがんばってほしい。テレビなどで全試合を観戦して応援したい」と話していました。