秋の全国交通安全運動 アントキの猪木さんが呼びかけ 鹿嶋

秋の全国交通安全運動が21日から始まり、茨城県鹿嶋市で行われた出発式では、一日署長に任命された県内出身のタレント、アントキの猪木さんが交通安全を呼びかけました。

秋の全国交通安全運動は21日から始まり、鹿嶋市宮中のショッピングモールの駐車場で出発式が行われました。
この中で県警察本部の岡田宗久交通部長が「ことしはすでに交通死亡事故が54件発生している。よりいっそう事故防止に取り組みたい」とあいさつしました。
そして、かすみがうら市出身のタレント、アントキの猪木さんが鹿嶋警察署の署長から「一日署長」と書かれたたすきを手渡されました。
秋の全国交通安全運動は21日から10日間行われ、夕暮れ時や夜間の事故防止や飲酒運転の根絶などが重点的に呼びかけられます。
ことしの県内の交通死亡事故はすでに54件発生していて、特に先月末から今月11日までの間には7件の死亡事故が相次いで発生しています。
一日署長を務めたアントキの猪木さんは「自分が一日署長になることで、警察署を身近なものにして交通安全を守ってもらえるようにしたい」と話していました。
鹿嶋警察署の四ツ倉隆署長は「鹿嶋市では、交通事故ですでに去年の2倍以上の5人が亡くなっています。ドライバーには歩行者の安全を意識して、相手を思いやる気持ちで運転してほしい」と話していました。

茨城県内でことし発生した交通死亡事故の件数は20日までに54件となっていて、全国で9番目に多くなっています。
特に先月末から今月11日までの間には、死亡事故が7件と相次ぎ、8人が亡くなっています。
このうち、今月5日には桜川市で軽乗用車が対向車線にはみ出してスクールバスに衝突する事故が発生し軽乗用車を運転していた72歳の男性が亡くなりました。
また、10日には龍ケ崎市で28歳の男性が4台の車に次々にひかれて亡くなりました。
このうち、3人がひき逃げなどの疑いで逮捕されています。
そして翌日の11日には高萩市で乗用車が対向車線を走っていた軽乗用車に衝突し軽乗用車に乗っていた70代と50代の親子が亡くなっています。
この事故では、乗用車を運転していた会社員が酒を飲んで運転したとして酒気帯び運転と過失運転致死の疑いで逮捕されています。
また、人身事故の件数が増えています。
県内で発生した件数は、20日までで4206件で、去年の同じ時期に比べ143件増えています。
茨城県警察本部では、ことしは新型コロナウイルスの感染拡大による行動制限が緩和されたため外出する人が増えたことが要因の1つになっていると分析しています。
そのうえでこれからの季節は日が短くなるとして車を運転する際には、暗くなる前に早めにヘッドライトを点灯させることや歩行者も夜光反射材を身につけるよう呼びかけています。