つくば 中小企業170社余参加し商談会 2年ぶり対面で開催
茨城県内外のものづくりに関わる中小企業170社余りが参加して自社の製品や技術をアピールする大規模な商談会が、つくば市で2年ぶりに対面で開かれました。
つくば市で開かれた商談会は、茨城県内の中小企業に販路の拡大につなげてもらおうと、常陽銀行と足利銀行を中心とする「めぶきフィナンシャルグループ」が毎年開いていて、今回は新型コロナの感染対策を徹底したうえで、2年ぶりに対面での開催となりました。
今回は、取引先の中小企業170社余りが参加し、このうち東海村の企業は、新たに開発した工場の製造ラインの設備の稼働状況や故障していないかなどを遠隔で監視できるシステムを紹介していました。
また、千葉県の輸入代理店は、台湾のメーカーが開発したロボットアームがスマートフォンの落下試験を自動的に行う様子を実演し、人が近づくとロボットが停止することなど機能性や安全性についてアピールしていました。
商談会には東京の商社のほか、県外のソフトウェア会社なども訪れ、出展した企業の説明を熱心に聞き入っていました。
兵庫県のソフトウェア会社の担当者は「実際に見ないとわからないこともあるので対面での開催で良かった。私の会社の客はものづくりをしている会社が多いので、いろいろな情報を集めたい」と話していました。
商談会を主催しためぶきフィナンシャルグループの秋野哲也社長は「対面でいろいろな情報交換をできることは非常に有意義だ。各社それぞれ得意な技術、強みを持っていると思うので互いに活用することでコストの低減や品質のさらなる向上などにつながることを期待している」と話していました。