りんりんロードで自転車次々転倒 道路管理に問題と茨城県賠償
おととし、土浦市のサイクリングロードでツーリングをしていた自転車が次々と転倒し、9人がけがをした事故について、茨城県は道路の管理に問題があったとしてこのうち6人に賠償金を支払いました。
おととし11月、土浦市上坂田のサイクリングロード「つくば霞ヶ浦りんりんロード」で、ツーリングをしていた自転車が次々と転倒する事故があり、9人が頭を強く打ったり、骨折したりといったけがをしました。
このうち7人が県の道路管理に問題があったとして損害賠償を求めていて、県は先月、このうち6人と和解し、賠償金を支払いました。
賠償額は最も高い人でおよそ270万円で県は今後、県議会に和解したことを報告することにしています。
また、残る1人についても和解に向けて協議を続けているということです。
県は「路面に積もっていた土砂などが、雨で滑りやすくなっていた。路面の清掃や看板による注意喚起を行っておらず、県の管理に問題があった」としています。
この事故を受けて県は、滑りにくくなるよう舗装の改修を行ったほか、スリップに注意するよう呼びかける看板の設置を進めているということです。