伝統の「潮来祇園祭禮」3年ぶりに開催 規模縮小し 潮来

830年余の伝統がある茨城県潮来市の夏祭り「潮来祇園祭禮」が、感染対策のため規模を縮小したうえで、3年ぶりに開かれました。

「潮来祇園祭禮」は、平安時代後期に始まったとされる夏祭りで、新型コロナの影響で去年とおととしは行われませんでした。
ことしは、2体のみこしをまちに出さないなど規模を縮小し、7日まで3日間の日程で開かれました。
素鵞熊野神社の境内では6日、無病息災と新型コロナウイルスの退散を願って獅子舞が奉納され、境内を訪れた人たちが見守る中笛や太鼓に合わせて獅子が大きく躍動していました。
獅子頭に頭をかんでもらうと運気を呼び込めるとされるため、獅子舞が終わると訪れた人たちは、次々と獅子頭の口の中に頭を入れていました。
家族と見物していた小学2年の女の子は「ちょっとこわかった。かじってもらうときは緊張した」と話していました。
古来の神々や歴史上の人物の巨大な人形を乗せた山車のひきまわしも行われ、参加した人たちは、「わっしょい、わっしょい」と引き綱を引いたり、踊りを披露したりして、祭りを盛り上げていました。
市内の30代の女性は「お囃子が聞こえてきて、子どもたちに誘われ外に出てきました。できるかぎり感染対策をやりながら、行事が戻ってきたらいいなと思います」と話していました。
隣の千葉県香取市から訪れた30代の男性は「お囃子が始まった時に涙を流していた人も見かけたので、開催されてよかったと思いました」と話していました。