日立市の小平記念館 解体前に日立製作所社員を対象に特別公開

日立製作所の創業者、小平浪平の功績を紹介し、小学生が見学に訪れるなどして地域の人たちに親しまれていた日立市の小平記念館が来月、解体されることになり、17日は社員を対象に特別に内部が公開されました。

小平記念館は、日立製作所の創業者の小平浪平の功績を紹介するために昭和31年に作られた施設で、設計は、東京大学の安田講堂の設計に携わった内田祥三によるものです。
日立市の空襲に関する資料も展示されていて、地元の小学生が見学に訪れるなど地域の人たちにも親しまれてきましたが、施設の老朽化などから去年3月に閉館され、来月1日からは解体工事が行われることになっています。
解体を前に、17日は社員を対象に特別に施設が公開され、およそ300人の社員たちが次々と訪れて施設の写真を撮るなどして惜しんでいました。
60代の男性社員は「小平記念館がなくなるのは寂しく思います。今後も理念であるものづくりを通した社会貢献を目指していきたい」と話していました。
日立製作所日立事業所の庶務課根本充主任は「社員たちにとって特別な場所がなくなりますが、すぐれた技術と製品開発を通じて社会に貢献するという創業者の思いを後世に伝えられるように頑張っていきたい」と話していました。