外国人観光客に期待 受け入れへグランピング施設で準備進む

10日から外国人観光客の受け入れが再開されるのを前に、キャンプ場の数が全国有数の茨城県にあるグランピング施設では、コロナ禍でも安心して楽しめるレジャーとして観光客を取り込もうと、感染対策を呼びかける外国語の看板を設置するなどの準備を進めています。

グランピングは、新型コロナウイルスの感染が拡大する中、屋外で楽しめるレジャーとして注目が高まっていて、キャンプ場の数が全国有数の茨城県でも施設が増えています。
おととし7月にオープンした笠間市にあるグランピング施設では、外国人観光客の受け入れ再開後には海外から多くの観光客を呼び込もうと、国内に住む外国人インフルエンサーなどを招待して写真や動画をSNSで発信してもらい、なかには再生回数が2か月で1万5000回を超えた動画もあったということです。
この施設では、まだ外国人観光客の予約は入っていないということですが、10日からの受け入れ再開を前に、9日は、施設内に英語、中国語、韓国語で手の消毒をするよう呼びかける看板を新たに設置していました。
プロジェクトマネージャーの藤木智慧さんは「テントは1棟ずつ距離を取って設置しているので、コロナ禍でも安心してもらえる環境だと思う。茨城は自然や食が豊かなので、外国からの観光客にはローカルな魅力を楽しんでほしい」と話していました。

茨城県は、2018年度のスポーツ庁の調査で県内のキャンプ場の数が163か所と、全国で最も多くなっています。
キャンプは新型コロナウイルスの感染が拡大する中、屋外で距離を保って楽しめるレジャーとして人気が高まっていて、茨城県はキャンプを観光の振興につなげようと、キャンプ場の紹介や季節ごとの楽しみ方をまとめたウェブサイトを作るなどの取り組みを進めてきました。
キャンプ専門の予約サイトを運営する民間企業によると、茨城県内のキャンプ場の去年9月末からことし3月中旬までの予約件数は、前の年の同じ時期の1.7倍ほどに増えているということです。
また、県内ではグランピング施設が増えていて、県は、キャンプ用品や食材などを用意する必要がないグランピングは、外国人観光客も手軽に楽しめるとして、今後、海外の旅行会社に観光プランとして積極的にPRしていきたいとしています。