愛媛県委託の京都市の会社 サイバー攻撃受け個人情報漏えい

自治体の印刷業務などを委託されている京都市の会社がサイバー攻撃を受けて個人情報が漏えいしたことが相次いで確認される中、愛媛県もこの会社から納税者の個人情報が漏えいしたと発表しました。漏えいした件数は確認中だということですが氏名や住所なども含まれていて県が注意を呼びかけています。
県によりますと納税通知書の印刷業務などを委託している、京都市の会社「イセトー」がランサムウエアによるサイバー攻撃を受け、2日、会社から愛媛県関連のデータが漏えいしたと報告がありました。
漏えいしたのは令和4年度の個人事業税督促状のほか、いずれも令和5年度のもので自動車税の納税通知書と督促状、個人事業税の納税通知書、全税目一斉催告書のデータで、納税者の氏名や住所などの個人情報も含まれているということです。
この会社をめぐっては、徳島県や高松市などが委託した業務の個人情報が漏えいしたと相次いで発表しています。
愛媛県も先月、委託した自動車税の納税通知書の画像データ80件が漏えいしたおそれがあると公表していましたが、今回、漏えいが確認されたのは別のものだということです。
漏えいした個人情報の件数は確認中で、県は、会社に対して情報の種類や対象者などを速やかに報告するよう求めるとともに県民に対して不審な郵便物などに注意するよう呼びかけています。