松山空港 新機械導入で入国審査を時短

松山空港を利用する外国人旅行客などの入国審査の時間を短縮しようと、3日から「バイオカート」と呼ばれる新たな機械が導入されました。

「バイオカート」は、利用者が自分で顔写真の撮影や指紋の読み取りをすることができる機械で、入国審査の待ち時間にこれらの手続きを済ませておくことで、審査にかかる時間を3割ほど短縮することができます。
すでに全国各地の空港で運用が始まっていて、松山空港の入国審査場には3日から4台導入され、台湾から訪れた観光客などが、係員のサポートを受けながら次々と手続きを進めていました。
昨年度、松山空港で国際線を利用した人はおよそ13万6000人とこれまでで最も多く、ことし10月には台湾の台北と結ぶ定期便が増便されるなど、今後も利用者の増加が見込まれています。
台湾から観光に訪れた男性は、「以前来たときはもっと長い列に並びましたが、20分くらい短くなってよかったです」と話していました。
高松出入国在留管理局の下東正和渉外調査官は、「導入初日ですが、おおむね順調に手続きできていると思います。待ち時間をなるべく短くして、日本の観光を楽しんでもらいたいです」と話していました。