県内の「ふるさと納税」昨年度過去最高 返礼品のかんきつ人気

愛媛県と県内の市と町に昨年度寄せられた「ふるさと納税」の寄付額がおよそ127億8000万円と過去最高になりました。県は返礼品の特産のかんきつが人気となっていることなどが要因だと分析しています。

愛媛県は、昨年度県と県内の20市町に寄せられたふるさと納税の寄付額の速報値を公表しました。
それによりますと、寄付の総額はおよそ127億8000万円で前の年度よりおよそ39億7000万円増え、寄付件数とともにこれまでで最も多くなりました。
自治体別では最も多かったのが八幡浜市でおよそ23億1300万円、次いで松山市がおよそ18億6200万円、愛南町がおよそ17億6150万円、今治市がおよそ17億1700万円などとなり、県内の7割あまりの自治体にあたる15の市と町で寄付額が前年度より増えました。
寄付額が増えた要因について県は、ふるさと納税の制度自体の認知度が上がったことや、返礼品の特産のかんきつが人気を集めていることなどが要因だと分析しています。
県地域政策課は「ふるさと納税は地域の魅力を発信する有効な手段にもなっている。引き続き寄付額が比較的少ない自治体と県が連携して新たな返礼品の開発やPRに取り組んでいきたい」としています。