新型コロナウイルスの患者数、県内は6週ぶりに減少

愛媛県は16日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、今月11日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり18.13人で、前の週より3.2人減って6週ぶりに減少しました。
新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しました。
それによりますと、今月11日までの1週間に報告された患者数は1106人で、前の週より195人減少しました。
また、1医療機関あたりの平均の患者数は18.13人で、前の週より3.2人減り、6週ぶりに減少しました。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、西条保健所が23.2人と最も多く、次いで、四国中央保健所が22.6人、中予保健所が20.86人、今治保健所が19.88人、松山市保健所が16.82人、宇和島保健所が13.71人、八幡浜保健所が10.57人となっています。
医療の状況です。
14日時点で入院していた新型コロナの患者は、前の週より19人増えて264人でした。
このうち人工呼吸器などが必要な重症者は5人となっています。
また、医療機関や高齢者施設、それに福祉施設でのおおむね10人以上の新たな集団感染は、前の週より1件減ってあわせて18件確認されました。
患者を年齢別でみると、14歳以下が全体の6割あまりを占めていることから、県は子どもの体調変化に十分注意するとともに、引き続き、定期的な換気やこまめな手洗いなどの感染対策を徹底するよう呼びかけています。