八幡浜の法人 四国初の「環境教育等支援団体」に

環境保全活動のための情報を適切に提供できる団体を国が指定する、「環境教育等支援団体」に、海藻が茂る「藻場」の再生などに取り組む八幡浜市の法人が四国で初めて指定されました。
国は、学校や個人などによる環境を保全する活動や環境教育を支援するために、適切な情報や手引きなどを提供する経験やノウハウを持つ団体を「環境教育等支援団体」に指定しています。
この団体に、八幡浜市の一般社団法人「地方創生機構」が四国で初めて指定されました。
▼海藻が茂る藻場が減る「磯焼け」と呼ばれる現象が愛媛県の宇和海沿岸で広がる中、去年の春から藻場を人工的に増やす活動を地元企業などと連携して行っているほか、▼地域の生態系を学ぶ体験型の授業などを小中学生相手に行ってきた実績が認められました。
法人は指定を受けて環境保全の取り組みが地域を越えて広がるようサポートしたいとしています。
法人の中岡惠司代表理事は「地域が学べば地域が育つというもとで子どもたちが学んでいけるような体制を構築して環境学習の取り組みを進めたい」と話しています。