道後温泉周辺で撮影された写真集めた展示会 松山


松山市を代表する観光地・道後温泉周辺で平成以降に撮影された町並みの写真を集めた展示会が開かれています。

この写真展は国の重要文化財に指定されている道後温泉本館周辺の町並みについて時代の変遷を知ってもらおうと地元のまちづくり推進協議会が6日から開いているもので、去年に続いて2回目です。
前回は明治から昭和にかけての写真が展示されていましたが、今回は平成以降に撮影された約600枚の写真を集めてかつての風景と並べられるように展示されています。
このうち平成18年から本格的に始まった道後温泉本館の前を「歩行者天国」にする工事の前後を比べる写真では、車が走っていた場所が観光客にゆっくりと散策してもらえる通りに変わったことがわかります。
また、平成31年から始まった本館の大規模な保存修理工事の流れも写真パネルで紹介されていて、銅板ぶきの屋根を剥がしてふき替える手順を知ることができます。
この工事も最終段階を迎え、道後温泉本館はことし7月11日に5年半ぶりに全館で営業再開されることになっていて、写真展を企画した協議会の石川智子さんは「道後ブランドを地域の人がどのようにして築いていったのかなど町の努力をぜひ、知ってもらいたい」と話していました。
この写真展は2月26日まで無料で開かれています。