新型コロナの患者数 2週連続で増加

愛媛県は1日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、先月26日までの1週間の患者数は、1医療機関あたり2.33人で、前の週よりも0.28人増え2週連続で増加しました。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県はきょう、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しました。
それによりますと、先月26日までの1週間あたりに報告された患者数は142人で、前の週より17人増えました。
1医療機関あたりの平均の患者数は2.33人で、前の週より0.28人増え2週連続で増加しました。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、西条保健所が4.8人で最も多く、四国中央保健所が2.4人、中予保健所と八幡浜保健所がそれぞれ2.29人、松山市保健所が1.71人、宇和島保健所が1.57人、今治保健所が1.25人となっています。
医療の状況です。
29日の時点で入院している新型コロナの患者は、前の週から29人減って37人で、このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は1人増えて2人となりました。
医療機関と高齢者施設で確認されたおおむね10人以上の新たな集団感染は、今治市と西条市であわせて3件ありました。
県は引き続き、感染拡大を防ぐため、こまめな手洗いや消毒、それに定期的な換気を徹底するとともに、場面に応じてマスクを着用するなど対策を取るよう呼びかけています。