松山市の専門学校でAIがプログラミング授業支援

パソコンのシステムなどを動かすプログラミングの学習指導をAI=人工知能を使って行う授業が、松山市の専門学校で行われました。

この授業は、早稲田大学や大阪工業大学などが民間企業と協力して開発したAIを活用したシステムが使われ、松山市の専門学校で行われました。授業では、まず、東京都内にいる講師がオンラインで指導を行い、学生たちが、数字や記号などを打ち込んで自分でプログラムを作りました。
このあと、与えられた課題通りのプログラムになっているかAIが自動で判定していました。誤りがあった場合は、どこを修正すればよいかなどをアドバイスすることになっています。学校によりますと、AIを活用したシステムを使うことで講師が離れた場所にいても学生の進捗にあわせた適切な指導ができるということで、きょうの授業には、愛媛県のほか東京都や静岡県の専門学校の学生あわせて200人が参加したということです。学校では、今回の授業による学習効果などを調べてより効果的な支援システムの使い方などを検討していきたいとしています。参加した男子学生は「先生に質問するか迷う場合にもAIがアドバイスをくれるので先生との間を埋めてくれていてスキル向上につながっている」と話していました。