宇和島市で愛媛の食の魅力を発信する食事会

愛媛ならではの食の魅力を、発信力のあるさまざまな業種の人たちに知ってもらおうという食事会が、25日夜に宇和島市で開かれました。

この食事会は、東京で全国のさまざまな商品を取り扱っているバイヤーが、宇和島市の企業組合と連携して開きました。会場には、県内の農家や加工食品の生産者15人がそれぞれ自慢の食材を持ち寄り、大阪や広島などから集まったデザイナーや漫画家など30人に料理を振る舞いました。テーブルには、鹿肉のローストや青のり入りの衣をまとったマダイの天ぷらなどが並べられ、生産者たちが食材へのこだわりや商品誕生のいきさつなどを説明していました。参加した人たちは、生産者と会話を楽しんだり、写真を撮ったりしながら、愛媛ならではの料理の数々に舌鼓を打っていました。主催した東京のバイヤーは、「私もこの土地のファンなので人と人がつながって地域が元気になってほしい」と話していました。宇和島市の企業組合は、こうした食事会などを通じて、地域の生産者と都市部に住む発信力のある人たちとの交流が深まることを期待していて、販路の拡大につなげていきたいとしています。