敬老の日 自分らしく100歳までの生活考える催し
敬老の日の18日、高齢者にどのように自分らしく100歳まで生活するかを考えてもらう催しが松山市で開かれました。
この催しは、高齢者のさまざまな相談に無料で応じている一般社団法人が開き、松山市総合福祉センターの会場には高齢者とその家族が集まりました。
この中で講師は、「自分や家族が直面するかもしれない困りごとや不安を共有しましょう」と参加者に語りかけました。
そのうえで、高齢者が現状の自分を把握し、今やりたいことや今後実現したいことなどを、他人と比較するのではなく、自分を中心に考えることが重要だと説明すると、参加者たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
愛媛県によりますと、県内の65歳以上の高齢者は、ことし4月1日の時点で44万1606人で、人口全体に占める割合は33%余りと、記録が残る昭和53年以降、最も高かったということです。
参加した81歳の女性は、「自分の健康が心配です。ほかの人はどういったことに悩んでいるのか気になっていたので、参加しました」と話していました。
催しを開いた「ひめライフシニアサポート協会」の石井俊彦代表理事は、「年配だから人生の先に何も見えないということではなく、今だからこそできることを探して楽しんでほしい」と話していました。