県が外国人観光誘客に向け海外メディアを招待

東京を訪れた外国人観光客を愛媛県にも誘致しようと、11日海外メディアを対象に愛媛県松山市の酒造などをめぐるツアーが行われました。

このツアーは、東京を訪れた外国人観光客に愛媛県にも足をのばしてもらおうと、東京都と県が協力して開催しました。11日はフランスメディアの2人の記者が松山市内をめぐるツアーに参加し、はじめに国の有形文化財に登録されている道後地区の「水口酒造」を訪れました。酒造の担当者は、「しずく媛」と呼ばれる県内産の米や、石鎚山の伏流水を日本酒の仕込み水に使用していることなどを紹介していました。続いて4種類の日本酒の飲み比べが行われ、魚や肉などさまざまな料理に合う異なる味わいの日本酒が紹介されていました。ツアーに参加したフランスの新聞社の記者のヴァレンティン・パコットさんは「東京や京都のほかにもすばらしい場所があることが分かったので、フランスでも紹介をしていきたい」と話していました。愛媛県観光国際課の難波江利歩主事は、「今後も海外メディアなどを通じて愛媛の良さを広く世界に紹介していきたいです」と話していました。