新居浜市 りんご事故受けて市がCシート
ことし5月、新居浜市の保育園で、生後8か月の男の子が給食のりんごをのどに詰まらせて意識不明となった事故を受けて、市は、保育施設を利用するすべての保護者に給食の提供方法などを聞き取るチェックシートを作成しました。
ことし5月、新居浜市の「新居浜上部のぞみ保育園」で、生後8か月の男の子が給食で出された小さくカットされたりんごをのどに詰まらせて、現在も意識不明の状態が続いています。
この園では、男の子の保護者にりんごの提供方法などを確認していなかったということで新居浜市は、保育施設で給食を利用するすべての保護者に提供方法やアレルギーなどを聞き取るチェックシートを作成しました。
シートは、成長段階に応じて作成され、例えば生後8か月ほどの乳児にりんごを提供する際には加熱したうえで、つぶが少し残るとか、5ミリ程度に切るといった方法から適切な方法を保護者に確認することになっています。
今後、新居浜市では保育士らの意見を踏まえて最終的なシートを作成し、早ければ9月から運用を始めることにしています。
新居浜市こども保育課の正岡大典課長は「これまで施設によって違いがあった保護者への聞き取りを統一して行い、安全な給食の提供につなげたい」と話していました。