新型コロナウイルス 患者数3週連続増加で対策を

愛媛県は23日、新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、18日までの1週間の患者数は1医療機関あたり3.89人と、3週連続で増加しています。
県は、引き続き、手洗いや場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策に取り組むよう呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週金曜日、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。
それによりますと、6月18日までの1週間に報告された患者数は237で、前の週より10人増えています。
1医療機関あたりの平均の患者数は3.89人で、前の週と比べて0.17人増えました。
患者数が増加するのは3週連続です。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、四国中央保健所が6.2人で最も多く、次いで、宇和島保健所が6.14人、西条保健所が4.8人八幡浜保健所が4.43人、中予保健所が2.86人今治保健所が2.75人、松山市保健所が2.47人、となっています。
医療の状況です。
21日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は34人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は7.3%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は4人でした。
おおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市で2件西条市で1件の高齢者施設で確認されています。
引き続き、手洗いや場面に応じたマスクの着用など、基本的な感染対策に取り組むよう呼びかけています。