内子町 定住に向け移住者が交流

愛媛県に移住した人たちが互いの仕事や活動を紹介し合って交流を深める催しが、10日、内子町で開かれました。

この催しは愛媛県が初めて開き、北海道や兵庫県など各地から移住してきた人たち8組が参加しました。
参加者たちは、移住先の伝統の織物づくりや地域の魅力を伝える新聞の発行、それに食品の販売など、互いの仕事や活動を紹介し合いました。
このうち、北海道から伊方町に移住した30代の男性は、鳥獣被害の防止につなげようと、野生のシカやイノシシの肉を使ったソーセージなど、ジビエ料理の開発に取り組んでいることを紹介しました。
会場では、参加者どうし名刺を交換したり、移住先の地域の魅力を話し合ったりしていました。
県によりますと、令和3年度に愛媛県に移住した人は4910人で、統計を取り始めた平成19年度以降、最も多く、移住者は増加傾向だということです。
県は今後もこうした交流の場などを通じて、移住者の人脈作りなど、定住に向けたサポートに力を入れていくことにしています。
参加した男性は、「これから愛媛に定住していくうえでも、さまざまな情報交換ができる今回のような機会はありがたい」と話していました。