新型コロナの感染状況ほぼ横ばい

愛媛県は2日新型コロナウイルスの「定点把握」による感染状況を発表し、5月28日までの1週間の患者数は1医療機関あたり2.41人と、前の週とほぼ同じ横ばいで推移しています。
県は、引き続き基本的な感染対策に取り組むよう呼びかけています。

新型コロナの「定点把握」による感染状況について、県は毎週金曜日、県内61の医療機関からの報告をまとめて公表しています。
それによりますと5月28日までの1週間に報告された新型コロナの患者数は147人で、前の週より12人減りました。
1医療機関あたりの患者数は2.41人で、前の週のより0.2人減りましたが、ほぼ横ばいで推移しています。
1医療機関あたりの患者数を保健所別にみますと、西条保健所が4.7人で最も多く、次いで、四国中央保健所が2.6人、今治保健所が2.5人、中予保健所が2人、松山市保健所が1.88人、宇和島保健所が1.57人、八幡浜保健所が1.43人となっています。
医療の状況です。
31日の時点で県が確保している病床、464床に入院しているコロナ患者は27人で、病床に占める入院患者の割合「病床使用率」は5.8%となっています。
このうち、人工呼吸器などが必要な重症者は2人でした。
また、おおむね10人以上の新たな集団感染は、松山市と宇和島市の高齢者施設でそれぞれ1件、伊予市と鬼北町の医療機関でそれぞれ1件確認されています。
県内ではインフルエンザの集団感染も引き続き確認されていて、県は、定期的な換気や手洗いなどに加えて、高齢者など重症化リスクの高い人は人混みを避けるなど、基本的な感染対策に取り組むよう呼びかけています。