四国電力 伊方原発3号機の原子炉起動

定期検査で運転を停止していた伊方原子力発電所3号機について四国電力は、24日午後原子炉を起動しました。
26日に発電と送電を再開し、6月下旬には営業運転に入る予定です。

伊方町にある伊方原発3号機は、ことし2月から定期検査が行われていて四国電力は原子炉の安全性に問題がないかなどの確認作業を終え、24日午後2時、核燃料の間から制御棒を引き抜く作業を始め、原子炉を起動しました。
作業が順調に進めば25日にも核分裂反応が連続する「臨界」の状態になる見通しで、26日、発電と送電を再開して、6月下旬には、営業運転に入る予定です。
四国電力は伊方原発3号機の原子炉を23日起動する予定でしたが、5月19日、作業員が持っていた袋が冷却用の設備に吸い込まれるトラブルがあった影響で1日遅れたということです。
四国電力は「緊張感を継続し安全確保を最優先に今後の作業に万全を期していきたい」としています。