特殊詐欺被害防止 園児が注意呼びかけ

相次ぐ特殊詐欺の被害を防ごうと、松山市のスーパーで幼稚園児がチラシを配って、買い物客に注意を呼びかけました。

啓発活動は被害があとを絶たない特殊詐欺に対して注意を呼びかけようと松山西警察署が松山市のスーパーで行い、警察官や地元の幼稚園児などおよそ90人が参加しました。
店内で子どもたちが買い物客に対して詐欺被害防止を呼びかけるチラシやティッシュを手渡すと、買い物客は「ありがとう」などとにこやかに受け取っていました。
県警察本部によりますと、県内で去年、特殊詐欺の被害は52件確認されていて、被害の総額は1億5300万円に上るということです。
最近ではパソコンでインターネットのサイトを閲覧中に、「ウイルスに感染した」などという画面が突然表示され、記載された電話番号に連絡すると、修理名目に電子マネーを要求する手口などが増えているということです。
参加した5歳の女の子は「悪い人にだまされないように注意してほしいです」と話していました。
松山西警察署の井上貴臣生活安全課長は、「年齢などに関係なく誰でも詐欺被害にあうおそれがある。決してひと事に思わず、注意してほしい」と話していました。