水族館「アクアス」のシロイルカ「アーリャ」の死因は乳腺炎か

今月(7月)11日に死んだ、県西部の水族館「アクアス」のシロイルカ「アーリャ」の死因について、乳腺が炎症を起こしたことが死因につながったとみられることが分かりました。

「アクアス」のシロイルカ「アーリャ」は、推定年齢26歳から28歳のメスで、今月1日には3頭目になる赤ちゃんを出産しましたが、その後、体調を崩し今月11日に死にました。
「アーリャ」の死因について、「アクアス」が鳥取大学などと協力して調査した結果、左側の乳腺に重度の「化膿性壊死性乳腺炎」などが認められたということです。
「化膿性壊死性乳腺炎」は、妊娠中もしくは出産後に乳腺が炎症を起こし、発熱や痛みが出る症状で、「アクアス」はこれが死因につながったとみています。
ただ、直接の死因については不明で、今後も死因の特定に向けて調査を継続することにしています。
一方、「アーリャ」が出産した赤ちゃんは、3時間ごとに人工保育を行い、順調に成長しているということです。