子どもたちが水草の刈り取り作業 松江

松江市を流れる川に繁殖し、水質の悪化につながる水草を地元の子どもたちが刈り取る作業を行いました。

宍道湖につながる天神川では毎年この時期、ツツイトモなどの水草が繁殖して船の航行の妨げになっているほか、水草にからまった藻が腐り、水質の悪化や悪臭の原因にもなります。
これを受け、松江市にあるNPO法人などの主催で、川の近くにある市立中央小学校と松徳学院中学校の子どもたちなどおよそ80人が水草の刈り取りを行いました。
作業では、2本の竹の棒を組み合わせた長さ3メートルほどの道具を使って水草をからめとったり、直接、川の中に入って手でかき集めたりしていました。
刈り取られた水草は、市内の畑にまいて土壌の改良などに役立てるということです。
参加した中学生は、「毎年続けて水草を適切な量にして、もっと生き物が住めるような川になってほしい」と話していました。