石見銀山遺跡 世界遺産登録記念日を前に 特別な献立の給食

大田市の石見銀山遺跡が世界遺産に登録されてから2日で17周年を迎えるのを前に、市内の小中学校などで地元の食材を使った特別な献立の給食が出されました。

大田市は、石見銀山遺跡が世界遺産に登録された7月2日を登録記念日と定めて、毎年、市内の小中学校などで特別な献立メニューの給食を提供しています。
1日は、大田市の小中学校と幼稚園など24の施設で、およそ2600食の特別な献立の給食が提供され、このうち第二中学校では、楫野弘和市長が、生徒と給食を食べました。
特別な献立の給食は、大田市の和牛と江戸時代、領民をききんから救った代官がいた石見銀山遺跡とゆかりの深いサツマイモの炒め煮、大田市産の魚のすり身を使ったかまぼこのみそ汁、大田市の一部の地域でお祭りの時などに作られるまんじゅうの天ぷらなど6品です。
生徒たちは、地元でとれた食材をふんだんに使った特別な献立の給食を味わっていました。
給食を味わった生徒は、「和牛とサツマイモがおいしかった。石見銀山遺跡は誇らしいし、広いし自然もたくさんあって大森の町もきれいでぜひ来てもらいたい」と話していました。
また、別の生徒は、「大田市の食材だけでこんなにご飯が食べれるとはびっくりしました。石見銀山についてもっとよりよく情報を発信していけるように自分たちで考えて次の世代にも伝えていきたい」と話していました。